中泊町では、町内すべての小中学校で特別科目「グローバル科」の授業を導入し、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した英語教育プログラムを始めました。
中泊町では、今年度、町内の6つの小中学校全てで通常のカリキュラムに加えて特別科目「グローバル科」の授業を導入しました。
「グローバル科」は、インターネット上の仮想空間「メタバース」を使ってフィリピンと接続し、英語のレッスンなどを行う教育プログラムで、22日は中里中学校の3年生の授業が公開されました。
生徒たちはタブレットを使って仮想空間上の教室に入り、講師1人に対して生徒2人で英語で自己紹介をしたり英語の発音のトレーニングを受けたりしていました。
「グローバル科」は「総合的な学習の時間」を振り替えて週1回、年間35時間授業を行うことになっていて、英語学習のほか、現地の小中学校の教室、それに市場や家庭などとリアルタイムで接続して交流を行うということです。
男子生徒は「これから英語が重要になってくるので、特別な時間を最大限生かして学べることを増やしていきたい」と話していました。
中泊町の鈴木信也教育長は「英語学習だけでなく現地の文化を肌で感じる機会を通して、小さな町から世界に飛び出す人材の育成につなげたい」と話していました。