中泊町の小学校では、インターネット上の仮想空間、「メタバース」を使ってフィリピンの学校などとつないで、オンラインで英語の学習を行うプログラムを来月から試験的に導入するのに先立ち、教員の研修が行われました。
中泊町の薄市小学校で行われたのは、来月からこの学校で試験的な導入が始まる、インターネット上の仮想空間、「メタバース」を使ったオンラインの学習プログラムの研修で、教員8人が参加しました。
このプログラムは、「メタバース」空間に仮想の教室を作り、フィリピンの学校の教室や現地の講師と直接交流して英語の学習を行うもので、研修では、教員たちがタブレットとヘッドフォンを使って、実際に操作しながら仮想の教室への入り方などを確認しました。
このあと、フィリピンの講師らと自己紹介をしたり、「メバル」や「豚の丸焼き」など互いの地元の名物を紹介したりして、直接、交流を楽しんでいました。
薄市小学校では、来年度、文部科学省から教育課程特例校の指定を受けた上で、5・6年生に新たに「グローバル科」の授業を設け、週1時間、このプログラムを活用することにしています。
薄市小学校の成田孝児校長は、「実際に使って楽しかったし、将来への希望になると感じた。試験的な導入の中で、浮かび上がった課題を1つ1つ改善していきたい」と話していました。
NHKニュースの記事リンク