Classmate株式会社

お問合わせ
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教室から現地に行ったような異文化や国際交流がライブで学べる事が魅力

同世代の子ども達との交流で本当のリアルな英会話を感じる

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で2020年から三戸町教育委員会事務局では予定していたオーストラリアへの海外派遣事業が中止になりました。

三戸町では、単に海外派遣事業を中止するのではなく、何か別の方法で生徒達に学びの場を提供できないかと安心、安全、安価でできるClassmateオンライン留学の実施を決定しました。

今回は、青森県 三戸町教育委員会事務局 小中一貫教育班長 馬場幸治様にオンライン留学を実施した経緯やプログラムについてのインタビューをしました。三戸町の生徒に対する教育方針や思いが聞けるインタビューになりました。

渡航しなくても英語によるコミュニケーションや異文化を知る方法を模索

馬場さん: 青森県の三戸町教育委員会事務局で小中一貫教育の班長を務めている馬場と申します。

Classmateオンライン留学を導入するまでにいたった課題、問題点は何だったのでしょうか。

馬場さん:毎年、中学校2年生を対象にオーストラリアへの海外派遣事業を実施してきました。今現在1学年大体70人から80人の規模の中で、10名を上限にしているので10数名希望者があったときには選考会を開いて派遣する生徒を選ばなければならなく、こちらとしても苦しい選択というところがありました。

希望した生徒全員を派遣することはできないだろうかという意見を多く頂きましたので、教育委員会としても課題として認識していました。

また実際にオーストラリアから戻ってきて、その体験と英語に対する学習意欲が上手く結びつかないタイプの生徒さんも少なからずいたのではないかというところも課題としてもっていました。渡航しなくても英語によるコミュニケーションを図ることや異文化を知ることで自国文化をより深く理解するなどの経験をより多くの子ども達に、しかも安価に提供できる方法はないかなということが、ずっと私が考えていた課題というところですね。

コロナ前から意識されていていたのですね。オンライン留学を導入した経緯を教えていただけますか?

馬場さん:2020年に新型コロナウイルスが感染拡大したことでオーストラリアの渡航が制限され、かなり厳しいロックダウンをしたので、入国ができないという状況になり、早々と海外派遣を中止せざるえなかったというところがあります。

三戸町では、単に海外派遣事業を中止するのではなく、何か別の方法で生徒達に学びの場を提供できないかなと考えました。国内で異文化を体験できるような施設に派遣するのも選択肢の一つだろうという風に考えたのですが、国内移動であっても、やはり子ども達自身を集団で移動させるということがリスクを負うことになります。

現地に滞在している間も普段一緒に生活をしない方々との共同生活になるということを考えると、体験するメリットを上回るリスクがあるのではないかというのが学校側の懸念点でした。

そういった中で、三戸町と包括連携協定を結んでいる学校法人光星学院の関連企業であった八戸学院グループさんと連携関係にあるCNE1・Classmateさんのオンライン留学プログラムの情報を知る機会がありました。これであればリスクを負わずに生徒に留学要素の経験を提供できるのではないかなという可能性を見出して実施について検討をはじめました。

他は躊躇する中、オンライン留学プログラムを早期検討するなど三戸町は早期英語教育に力を入れているとききました。

馬場さん:三戸町では12年前の小中一貫教育のスタートと同時に小学校1年生から英語教育を導入し9年間を見通した継続的な指導を行っています。また、ALT(外国語指導助手)を増員して小学校1年生から6年生の授業には必ずALTが入って、学級担任や英語の先生とのチームティーチング指導を行うという体制を作り今も継続しています。

すごい手厚いですね。今回、オンライン留学を実施して頂きましたが、実施前に何か準備したことや課題点などありましたら教えて頂けますか?

馬場さん:やみくもに生徒に参加を呼びかけても、初めてのことなので参加に対しての不安や抵抗感はあるだろうと考えました。それらを払拭するためにまずは、対象学年全員を対象としたオンラインレッスン体験会を実施させていただきました。

この経験が、だいぶ不安や抵抗感というものを和らげることができたのではないかなと思います。本番は、マンツーマンによる英会話レッスンですが、この体験会では少人数グループにして頂き、英語が得意な生徒が苦手な生徒をフォローするように工夫したので、生徒達の抵抗感はだいぶ減ったと思います。この体験会を経て、実際のオンライン留学の募集をかけたのは工夫した点だと思います。

英会話だけでなく現地に行ったような異文化や国際交流が学べる事に魅力

本当に素晴らしいですね。

馬場さん:オンライン英会話レッスンであれば、他の実績がある大手のオンライン英会話もあったと思いますが、やはり実際に海外派遣の代替え事業として行う時に、単純に英会話だけで良いのかという事もありますし、現地に行ったような感覚で異文化や国際交流を体験するとか、それを踏まえて自国文化を深く認識するという経験が本当に既存のオンライン英会話だけでできるだろうかという疑問がありましたので、Classmateさんに提供していただくオンライン留学プログラムは非常に魅力的に感じました。

ありがとうございます。実際取り組んだ、マンツーマンレッスン、オンライン国際交流、ライブスタディーツアーをそれぞれ受けてみて如何だったでしょうか?

馬場さん:マンツーマンレッスンについては、生徒自身の感想にも多く見受けられますが、事前スピーキングテストをして頂いているお陰で、その生徒に応じたレベルで会話を進めていただける安心感はありました。

先生とやり取りをしている中で分からない壁にぶつかった時にどうしても生徒自身は止まってしまう場面がありますが、そこを上手くClassmateの先生がその子に理解しやすい、別な言い回しでフォローしてくれます。例えばチャット機能を使ってスペルはこうだよと示して、それを見て子ども達が、電子辞書で調べることができるので、ずっと止まっている時間がないのが良いと思います。後は例えばGoogle検索機能を使ってこういうイメージだよと写真やイラストを見せてくれるというのも、やはりオンラインレッスンならではですね。

従来の学校では、紙の教科書、黒板を使って授業をやっていましたが、オンラインだと写真や動画などを簡単に見せて授業ができますし、録画機能を使って自分の授業を後で見る事ができるのは大きな違いですね。

馬場さん:そうですね。あとライブスタディーツアーは、昨年度はビデオ撮影したものを視聴するというスタイルだったのですが、今回は本当にリアルタイムでライブ配信されていて、現地の町や屋台を周り、フィリピンの家庭に訪問してそこの家族とライブコミュニケーションができました。より臨場感があって現地の生の生活音が聞こえるのも含めて本当にリアル体験できたことは大きいなと感じました。

ライブツアーで生徒達が現地の人に質問していたと思うのですが如何ですか?

馬場さん:ある程度質問できるような項目がテキストに示されているものの、それをどの場面で適切な質問項目を選んで話せばよいのか戸惑う生徒もいました。

あと、マンツーマンレッスンだと自分しかいないので、何とか必死で答えようとしますが、グループレッスンになると、誰かが答えてくれるだろうとか、誰も手をあげないなど皆の反応を待つ時間がありました。そこは、こちら側が対応を考えなければならないかなと少し課題もみえながらも、皆かなり楽しんでやっていたのではないかなと感じています。

オンライン国際交流はいかがでしたか?

馬場さん:子ども達の感想を拾って読みますと、フィリピンの学生達と世界的に有名なミュージシャンについて話すことができたり、日本のアニメ文化に興味を持っている生徒さんとはアニメの話をしたりして、共通の話題で盛り上がることができたというのがありますね。

あと英語のプロの先生ですと、相手に合わせたレベルの会話をしてくださるのですが、フィリピンの高校生の場合は逆に、ナチュラルスピードで話をするので、日本側の生徒達もこれがリアルな英会話なんだと逆に感じるとることができたようです。

リアルの世界では、あのスピードを聞き取れなきゃいけないんだということを認識したことは、やはり英語の先生のマンツーマンレッスンだけでは感じることが、できなかったかもしれないので、そういった面でもプラスの意味合いが大きかったです。

ライブツアーとか国際交流は英語の先生ではなない方と話すことによって、オンラインでもより実際に近い臨場感が体験できますね。

馬場さん:はい、そう思います。3つのプログラムを組み合わせる事によって、学びにすごく深みが増すのではないかと思います。

あと、ある程度英語力が高めな生徒の反応としては、これまで学校で習ったようなことではなくて沢山の単語、文法、発音を繰り返し指導して頂き、新たな学びがあったという意見もありました。

逆に英語力に自信のない生徒でいうと、そんな自信のない私でも会話ができるんだという自信につながったという感想がみられましたし、習ったはずのことが上手く伝えることができなかったという悔しさがにじんでいる様子も一部でみられました。

オンライン留学は、どのような学校様にお薦めとかありますでしょうか?

馬場さん:私立学校ですと導入しやすさはあるだろうなと思いますね。公立ですと、どうしてもその公平性というところに意識をもっていかれるというわけではないですが、全員に等しく提供しなければいけないというイメージがありますよね。

私立ですと例えば特別進学クラスのお子さんや、一部の希望するお子さんに実施しやすいという面が大きいのだろうなと思いますので、まずは私立の学校さんというのはかなりいい体験ができるのではないかなと思います。また公立の学校でも、三戸町が取り組んだ手順で実施して頂くことで、同じような体験は可能ではないかなと考えております。

三戸町の今後の教育を含めて目標とかを聞かせて頂けますでしょうか。

馬場さん: GIGAスクール構想が進んでいる中で、全ての生徒達が自宅でも学習できるようにインターネット環境が整っていないご家庭にも経済的な支援を行いつつ、同じような通信ネットワーク環境を整えてあげたいなと考えています。

現在ネットワーク環境下にあるご家庭が9割で、残り1割のご家庭には、家庭に貸し出すためのモバイルルーターをすでに購入済です。

子ども達が、経済的な事情で学ぶことができないという状況だけは、無くしていかなければならないと思っていますので、令和4年度の予算には、今までよりも少しでも拡充した対応をしたいなと考えております。

手厚いですね。そこまでやって頂けますと、三戸町に人が集まってくれるように思いますね。

馬場さん:そうですね。子育て世代が移住してくるような魅力的なまちづくりに繋がればなと思います。

本当に素晴らしいお話しありがとうございました。

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